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2019.05.29 written by Itou 【歌と自律神経】 自分でコントロールできない、自律神経とは!

自律神経は、内臓や、血管などの動きをコントロールし、体内の環境を整える神経です。
自分の意志とは関係なく、独立して働いています。
食べたものを消化したり、汗をかいたりする時に意識している人はいないでしょう。
 
自律神経は2つの神経が交互に作用しています。
一つは交感神経、もう一つは副交感神経です。
 
この2つの神経のバランスが崩れた時、イライラする、過食、拒食、不眠、怠惰感など様々な体の異常が起こります。これが、自律神経のバランスが崩れた状態です。
 
交感神経は主に起きているときの神経です。
活発な活動に応じて全身に血液を送るために心臓を動かし、血圧も上昇します。
瞳(瞳孔)は拡大し、のどが渇きます。胃液の分泌は少なくなるので、食欲が落ちます。
膀胱、直腸周辺は緊張し、排せつがしにくかったり、便秘がちになります。
緊張やストレスを感じた時、上記のことを感じることが多いのではないでしょうか
 
副交感神経は主に寝ているときの神経、リラックスしているときの神経です。
呼吸は深く遅く、心臓はゆっくり動き、血圧は下降します。
瞳(瞳孔)は縮小し、唾液(消化液)は増え、胃液などの分泌は多くなり、食欲は増します。
膀胱、直腸周辺は緩み、排せつを促します。
 
 
交感神経がオンになっているとき、副交感神経はオフになっています。
日常生活の中でバランスよく引き出せるようにすることで、心と身体のバランスを整えることができます。
 
 
次回は歌との関係についてお話します。